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 代替療法・自然治癒力


からだの智恵−この不思議なはたらき・・・生理学の古典。人体の仕組みについて語る。

ワイル博士のナチュラルメディスン★★★・・・著者はアメリカの医師で、代替医学・心身相関・自然治癒力に深い造詣を持つ。健康維持のための食事・運動・精神の心得、またさまざまな病気に対する自然療法のガイドブック。

オステオパシーとは何か・・・カイロプラクティックと並んで、筋骨格系を整えることで自然治癒力を引き出す手技療法が、オステオパシー。その治療についての概観。

人はなぜ治るのか★★★・・・世界各国を旅してのさまざまな代替医学の調査研究を通して、治癒のメカニズムに迫る。特にプラシーボ反応(本来の作用を持たない治療が、人体の好反応を引き起こす)に関しての、深い検討は興味深い。

ホリスティック医学の治癒力・・・癌治療に代替医学も積極的に取り入れた病院を経営する外科医が語る、様々な癒しのテクニック。

土日で覚えるヨーガ★★・・・ヨーガは身体能力を高めると共に、リラクセーション法でもある。私は惹かれながらも、そのアクロバティックなポーズと習いに通える状態でないことからずっと二の足を踏んでいるのだが、アレルギーの人にはお勧めの一法なのかもしれない。本来習いながら行なうべきと思うが、どんなものか見てみるには手ごろな本。

癒す心 治る力★★★★・・・治癒に関する氏の理論と、治癒のための方法論。氏の本を1冊だけ読むならこれか。

ア−ユルヴェ−ダ★★・・・インドの伝統医学ア−ユルヴェ−ダの入門書。

癒す心 治る力 実践編★★・・・氏の勧める自然療法の、8週間の実践プログラム。

いのちの輝き★★★★・・・50年以上のすぐれた臨床経験を持つオステオパシーの治療家が語る、人生観と治療観。「痛みの記念日(ある症状が、年を経て暦上の同じ日に再発する)」、「朝型と夜型の人(人は朝型と夜型に別れ、それは生まれた時間で決まり、後天的に変えることはできない)」など、印象的・示唆的な思想に満ちている。

いまなぜ「代替医療」なのか★★★・・・近代西洋医学のみの治療はいきづまりを見せている。それを補完代替するものとして、過去に世界で行なわれてきた様々な治療法を見直すべき時期である。アメリカでは既に、日本でも流れは始まっている。時代の状況について述べた本。

ディベート討論 代替医療はほんとうに有効か★★・・・代替療法の肯定者と否定者との討論。

自分を守る患者学★★・・・著者は人工臓器などの先端医工学に携わって来た心臓外科医で、東大教授退官後、1998年日本代替・相補・伝統医療連合会議、さらに2001年日本統合医療学会を設立しその代表となった。日本においてもようやくその萌芽が育ちつつある、西洋医学と代替(伝統)医学を統合した、統合医学というこれからの医療のあり方を語る。

自然療法で「乾癬」を治す★★★・・・アメリカのカイロプラクター。エドガー・ケイシーの治療に基づき、体内浄化・食養生・ハーブ・脊椎調整・外部療法・正しい思考により多くの乾癬患者を治癒させているようである。氏の理論が正しいかどうかは別として、こういう治療で治ってしまう人がいる、ということには考えさせられずにはいられない。医者も患者も、西洋医学薬で抑えるか、ただ耐えるかの二者択一ではなく、その他にまだいろいろな工夫をする余地があるように思う。食養生など、アトピー患者にも参考になるかも。

代替医療で難病に挑む★★★・・・日本でもこういう本が出てきたという点を評価したい。著者は内科医で、統合医療クリニックを営む、日本統合医療学会認定医。私もこの学会に入りたいところだが、残念ながらこれ以上ノルマを増やすのは無理。

残酷な進化論 なぜ私たちは不完全なのか★★★・・・私たちの体はなぜこんなふうになっているのだろう? なぜ生きているのだろう? 誰もが抱くそうした疑問が、進化の観点から説明されている。「異種の母乳である牛乳を飲むべきか否か?」という、ずっと持っていた疑問が氷解した。「人間は進化の頂点、行き着く所まで行っていて、この先はない」と思っている方は読んでみられるとよい。思考の縛りから解き放たれ、自然になれる。